メディカルピラティスインストラクターの香穂里です。
最近、“股関節が硬い”ことに起因する悩みを抱えている 40 代・50 代の女性が増えているように思います。
「足の付け根が痛い」
「脚がむくむ」
「足の冷えが気になる」
「ちょっとした段差でつまずく」
こんな方は、股関節に原因があるかも知れません^^;
この記事では、股関節が硬いと起こるデメリットと、股関節を柔らかくする方法を詳しくご紹介いたします。
この記事を読んでいただくと、
「股関節が硬いとどうなるのか?」
「股関節が硬い原因」
「股関節を柔らかくする方法」
が、わかりますよ^^
股関節が硬いとどうなるのか?
股関節は、両脚のつけ根にあり、骨盤と大腿骨(だいたいこつ)を連結している人間の体の中で最も大きな関節です。
股関節は、日常生活の基本動作に重要な役割を果たしています。
歩いたり、階段を上がったり下がったり、座ったり、走ったり…。
当たり前のような動作には、股関節が関わっています。
そのため、股関節が硬くなると体にいろんな不調がでてきます。
デメリット一覧
では、股関節が硬いと、どんな体の不調がでてくるのでしょうか?
歩く、座るなどの日常の動作がつらくなるのはもちろんですが、
●太りやすくなる
●お腹がでる
●猫背など姿勢が悪くなる
●肩・首のコリ・腰痛
●お尻が大きくなる
●脚のむくみ
●下半身の血流が悪い
●膝の痛み
●疲れやすくなる
●骨盤など体全体の歪み
●何もない所でつまずいたり、ケガをしやすいなど
股関節が硬いと、こんなにも不調がでてしまうなんて驚きですよね^^;
股関節の柔軟とダイエットの関係性
さきほど、股関節が硬いと太りやすくなるというデメリットをお伝えしましたが、股関節とダイエットの関係性について、少し踏み込んでお話ししますね。
40 代・50 代の痩せない原因にもなる!
40 代・50 代の女性からよくいただくお悩みに「何をやっても痩せない」というのがありますが、痩せない原因のひとつは股関節の硬さにあります。
股関節が硬いと痩せない理由は、ずばり、代謝が悪くなるからです。
股関節が硬いと血行が悪くなり、老廃物がうまく排出されず、脚のむくみや冷えが生じやすくなります。
足の裏には、身体のバランスを維持する機能があり、足が冷えているとこの機能がうまく働かなくなったり。
代謝が悪くなり、太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
代謝が悪いと脂肪が落としにくくなるため、股関節がかたいままダイエットを行っても、思うように脂肪を落とせないという悪循環になるのです^^;
反対に、股関節が柔らかくなると?
股関節の可動域が広くなると、新陳代謝が活発になり、日常の消費エネルギーが高くなるため、痩せやすい体質になります。
さらに、滞った老廃物や余分な水分が排出され、下半身への血流がスムーズになるため、むくみや冷え性改善にも効果があり、下半身がスッキリ♪
股関節とダイエットは、大きく関係していることがわかっていただけたと思います。
股関節が硬くなる原因
誰でも、加齢により血管や筋肉が硬くなると、関節にある軟骨のクッションがすり減り、柔軟性が低くなるため、股関節が硬くなる傾向がでてきます。
そして加齢以外でも、下記のような要因は、股関節が硬くなるのを加速する原因となるので注意が必要です。
●長時間の座り作業
●長時間の立ち作業
●運動不足
リモートワークは股関節を硬くする!?
最近は、リモートワークで、家から出ないで、座ったまま同じ姿勢で過ごすことが多くなっていますよね。
長時間、同じ姿勢を続けていると、股関節のまわりの筋肉が緊張して硬くなります。
特に股関節の動きに影響するのが、ハムストリングスという筋肉です。
ハムストリングスは、『大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋』、この3つの筋肉の総称です。
簡単に体の場所で言うと、太ももの裏の筋肉です。
股関節の柔軟性のお話をする時にセットになって良く出てくるので、この機会に覚えておいてくださいね^^
このハムストリングスが硬くなると、股関節の動きが制限されて硬くなってしまうので、股関節を柔らかくするには、硬くなったハムストリングスをほぐしてあげることが重要です。
股関節やハムストリングスを柔らかくするのに役立つストレッチは、この記事の最後にご紹介いたしますね^^
股関節を柔らかくするとどうなる?
股関節が柔らかくなると、どうなるのかをご説明しますね^^
40代・50代の女性にはとくに、見逃せないメリットが盛りだくさんですよ♪
メリット一覧
●代謝がアップし、痩せやすくなる
●むくみや冷え性改善
●腰痛・膝の痛み改善・予防
●姿勢改善
●骨盤の歪み改善
●血流やリンパの流れが良くなる
●ヒップアップなど
●運動機能の向上
こんな感じで、「エイジレス美人を目指すなら、まずは股関節から!」と言いたいくらいです^^
股関節を柔らかくする方法
股関節の柔軟性は、ストレッチで高めることができますよ^^
まず、自宅で簡単にできるストレッチをご紹介しますね。
股関節のストレッチ
1. 床に座って、あぐらのような体制で両方の足裏を合わせます。
2. 両手で足をつかみ、骨盤を立てて姿勢を正します。
この時に、ひざから床までの距離や左右差をチェックしておくといいですよ。
3. この状態で反動をつけず、上半身を左右にゆっくりと、ゆらゆら動かします。(30 秒程度)
股関節が硬くなっている人は、足を合わせる姿勢がキツイことがありますので、その場合はあぐらの姿勢で行っても OK です。
無理をせず、心地よくできる範囲で、毎日続けてみてくださいね^^
簡単な動きですが、これだけでも、少しずつ股関節が緩んでくるはずです。
体が硬い方にもピラティスはおすすめ
股関節の柔軟性を高めるには、ピラティスのエクササイズもおすすめです。
「私は身体が硬すぎるから…」という方でも、
ピラティスは、リハビリ目的で生まれたエクササイズだから大丈夫です。
年齢や運動経験に関係なくできますよ^^
最近は、オンラインのレッスンも一般的になってきたので、ご自宅から参加するのもおすすめです。
ピラティスレッスンの股関節のビフォーアフター
当店で、ピラティスの体験レッスンをされた、ピラティスが初めてのお客さまのビフォーアフター写真です。
レッスン前は、床から膝までの距離に左右差がありましたが、レッスン後は股関節の柔軟性がでて、可動域が広くなり、左右差がなくなりました。
胸も開き、姿勢がよくなりましたね^^
当店では、ピラティスのレッスン中に『股関節から脚を動かして(意識して)』と良くお声かけをします。
ピラティスのレッスンでは、股関節の柔軟性を高め、可動域を広げるだけでなく、基礎代謝や筋肉量のアップにもつながり、股関節のかたさが原因となっている下記のようなデメリットもまとめて解消できますよ♪
●太りやすい
●お腹がでている(ポッコリお腹)
●猫背・姿勢が悪い
●肩・首のコリ・腰痛
●お尻が大きい・垂れている
●脚のむくみがひどい
●膝が痛い
●疲れやすい
●何もない所でつまずくなど
現在、お体で気になることがあれば、ピラティスのエクササイズがおすすめです。
ピラティスのエクササイズは、とてもシンプルですが、皆さん、「動いた感がある~!」「身体が軽くなった」とおっしゃいます。
そして、体も心もスッキリされて笑顔になりますよ^^
あなたも美容と健康のために、ピラティスを始めませんか?
まずは一度、体験レッスンへお越しください。
オンラインでも気軽にご参加いただけますよ^^